巡視船 あきつしま PLH32

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  • Опубликовано: 18 янв 2015
  • 海上保安庁 横浜海上防災基地に停泊中の巡視船 しきしま
    全長 150メートル
    総トン数 約6,500トン
    平成25年11月に就役した世界最大級の巡視船
    室:宿泊「あきつしま」 細部まで「両陛下仕様」に
    毎日新聞WEBニュース
    ◇3000キロ離れたパラオ共和国へ出港
     4月8〜9日、太平洋戦争の激戦地だったパラオ共和国を訪問される天皇、皇后両陛下が宿泊するのが、海上保安庁の巡視船「あきつしま」だ。第3管区海上保安本部(横浜市)に所属するあきつしまは31日、約3000キロ離れた現地で両陛下らの到着を待ち受けるため、一足早く横浜港を出発した。両陛下が国内外への訪問を通じて巡視船に泊まるのは初めてで、海保や宮内庁などはさまざまな工夫や苦心の末に準備を進めた。
     31日午後3時ごろ、3管近くの横浜海上防災基地の岸壁。あきつしまは汽笛を大きく3回鳴らし、ゆっくりと沖合へ向かった。
     2013年11月就航のあきつしまは全長約150メートル、総トン数約6500トン。巡視船としては世界最大級だといい、昨年は小笠原諸島でのサンゴ密漁船の摘発に出動した。
     宿泊先に選ばれたのは、(1)両陛下が戦没者慰霊碑のあるペリリュー島に渡る際、移動手段となる大型ヘリコプターを2機搭載できる(2)海保としては最新鋭の船であり、所有船の中では宿泊には適している−−などが大きな理由だ。
     とはいえ、そもそも客船ではないため、不安がつきまとった。関係者によると、具体的な懸念は、階段が約50度で急勾配▽両陛下がともに泊まれるツインの部屋がない▽部屋が隣接しておらず側近がお世話をしづらい▽海水の浸入を防ぐため足元に一定の高さのある仕切りが多く、転倒の恐れがある−−などだった。
     そのため、両陛下が利用する可能性のあるところにはできるだけスロープや手すりを設置。個室である船長室に大きめのベッドを入れてお二人で泊まれるようにし、宿泊する側近を侍従、女官、医師ら最小限に絞るなどした。トイレも洗浄便座に変更したという。
     また、港が浅瀬で接岸できず、沖合に停泊せざるを得ないという特有の事情への対処も関係者を悩ませた。通常、宿泊先への荷物の運び込みで問題は生じないが、今回は停泊中の船に対し、上空からヘリで下ろすしかなかった。しかも運び入れる船内の部屋は広くないため、苦肉の策としてあらかじめ荷物を船内の各部屋に分散して入れて日本を出航することにしたという。
     2月。海保は、あきつしまを事前にパラオに派遣し、停泊場所の最終確認やヘリの飛行訓練などを行った。政府関係者は「ご日程が滞りなく進むように万全を期したい」としている。

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